夏本番!暑さとジメジメとした天気につられて、身体まで元気をなくしていませんか?
なんとなく身体がだるい、食欲がない、そんなあなたは夏バテ気味かもしれません。

夏バテ対策に摂りたい栄養素はたんぱく質・ビタミンB1・ビタミンC・カリウムです。
昔から夏バテにうなぎや豚肉が良いといわれるのは、疲労を回復させる、たんぱく質とビタミンB1が多く含まれるからです。大豆製品・枝豆・モロヘイヤ・玄米・カツオなどにも多く含まれます。
ビタミンB1はいろんな食材に含まれますが、実はどの世代でも不足気味です。また水溶性のビタミンのため、カルシウムや鉄のように長く体内に留めておくことができません。理想をいえば、毎日、毎食しっかりとることが大切です。
アリシンを含むニンニク・ねぎ類・ニラなどと一緒にとると、吸収がよくなります。
ビタミンCは抗ストレス・抗酸化作用があります。野菜や果物、じゃがいもなどに多く含まれます。
カリウムは血圧降下作用・筋肉や心筋の活動を正常に保つ働きがあります。大量に汗をかくと失いやすい栄養素です。野菜・海藻・果物・芋類に多く含まれます。
夏バテ対策の食事は量より「質」です。暑いと、つい蕎麦やそうめんなど、冷たい麺類単品の食事になりがちですが、主食のみ単品の食事をすると、糖質をエネルギーに変えるために要するビタミンB1が消費されてしまい、逆に疲労が回復されず、夏バテしやすくなります。色々な食材を一緒に食べることができる「丼もの」にすると、手軽で簡単にバランスよい栄養素をとることができるので、おすすめです!
株式会社アサヒファーマシー 追分薬局
薬剤師 廣見聡士