薬局でもらったお薬を自宅でどのように保管していますか?
お薬の基本的な取り扱いについてご紹介いたします。
車の中に長時間放置 ×
お薬は、温度や湿度、光などで劣化するため、直射日光を避けた湿気のない室内での保管をお願いしています。
よく車に乗るからといった理由で、車内で保管するのは控えましょう。
冷蔵保管 △
昨今の日本は9月になっても高温多湿な日々が続くため、この時期には薬を冷蔵庫に保管する事も考えるかもしれませんが、その場合冷蔵庫から取り出した際に薬が結露する事もあるためお勧めしません。
防湿性の高い容器に移す 〇
薬局で計量し分包した粉薬や1回に服用する薬をまとめた一包化など、湿気に弱い状態の薬は自宅でも防湿性の高い缶やタッパーに保管し乾燥剤も入れておくと理想的です。

POINT
注射や坐薬など「冷蔵保管」と案内されるお薬は、凍ってしまうことで劣化してしまう恐れがあるので冷蔵庫の中でも冷気の吹き出し口から遠くに置くとよいでしょう。
そのほか、特殊な保管方法のお薬もありますので、かかりつけ薬局の薬剤師にご確認ください。
株式会社あさひ薬局
薬剤師 磯川祐人